2010-01-01から1年間の記事一覧

気になっていた映画スターたち

こんばんは。 普通に2カ月とか沈黙するようになったしろねこです^^; 自分の記事を書かないってだけで、皆さまのブログにはちょくちょくお邪魔しているのではありますが。 忙しいのと本を読んでないので、更新しないままズルズルと・・・・。なんてやって…

池井戸潤 『民王』

ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。 原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。 遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など…

ポール・エリュアール 『リベルテ』

木苺さんのブログで紹介されていた、エリュアールの詩。 youtubeで↑ジェラール・フィリップ様が朗読している動画も合わせてお楽しみください。 木苺さんの記事 ジェラール様の呟くような「J'ecri ton nom」も素敵ですが、↓の訳詩では味わえない仏語の韻を踏…

ジョナサン・キャロル 『死者の書』

内容(「BOOK」データベースより) ぼくの目の前で、少年がトラックにはねられた。事故のあと町の人間が聞いてきた。「あの男の子、はねられる前は笑ってました?」笑って?…ここはアメリカの小さな町。1人の天才作家が終生愛した町。ぼくは彼の伝記を書くため…

ミステリ好きに聞く20の質問ー回答編ーその2

文字数制限でその2突入。 11.誰にも教えたくないミステリ 「それは教えません。」(冴さん) 「11を書こうと思いましたが教えたくないので止めておきます(笑)。」(ちいらばさん) 「クリフォード=シマックの某書。はっ マイナー過ぎて書籍URLがない」…

ミステリ好きに聞く20の質問ー回答編ーその1

9月18日にUPした「ミステリ好きに聞く20の質問」。 ややこしいというか面倒くさい質問にもかかわらず、たくさんのレス、記事をいただきました。 ありがとうございました。 やはりミステリ好きの皆さんの回答はバリエーションが豊かで、期待通りというか…

倉阪鬼一郎 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』

くっくっく・・・・・苦しい(笑) この書き出しは初めてではないだろうか・・・・。 とにかくこの本・・・・バカミス~~~!!!としかもう言いようがないのであるのである。 あまりのバカバカしさと労力の凄まじさにちょっとおかしくなってますですます^…

近藤史恵 『薔薇を拒む』

内容(「BOOK」データベースより) 施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する…

今野敏 『初陣 隠蔽捜査3.5』

警視庁刑事部長・伊丹俊太郎と大森署署長・竜崎伸也。幼馴染にして立場の違う同期のキャリア。組織の壁に悩む伊丹の苦境を竜崎の信念が救う―。 いいわあ、この二人! 伊丹は人間味のあるキャラだし、なんか憎めない軽さと弱さが好感。 そして、あいかわらず…

ギルバート・アデア 『閉じた本』

事故で眼球を失ったポールは世間と隔絶した生活を送っていた。ある日彼は自伝執筆のため、口述筆記の助手として青年ジョンを雇いいれる。執筆は順調に進むが、ささいなきっかけからポールは恐怖を覚え始める。 ジョンの言葉を通して知る世界の姿は、果たして…

綾辻行人 『Another』

内容(「BOOK」データベースより) その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ…

金井美恵子 『スクラップ・ギャラリー』

内容(「BOOK」データベースより) ルノワールの犬から李朝民画の虎まで、古今東西。大好きな絵のスクラップ・コレクション。目の喜び溢れる、自在の魅力的な美術エッセイ集。 金井美恵子氏の美意識で、古今東西の美術品を自在に選んだ、まさにカナイギャラ…

『ミステリ好きに聞く20の質問』しろねこの回答

ここで、自分の回答も提出します^^; 気楽に書いてますので、次に聞かれたときには全然違う答えになるかもしれませんが(ダメじゃん)一応こんな感じということで、参考にしてみてくださいね。 20問目も回答してますが、これは記事でも地雷呼ばわりして…

本楽大学ミステリ学部自由参加イベント『ミステリ好きに聞く20の質問』

ホントにホントに長らく放置してしまった本楽大学。 申し訳ないやら、いまさら再開かよ、という突っ込みが怖いやら(苦笑)で中々踏み出せない校長でした^^;; そこで、お詫びをしつつ、軽く再開の前振りとして、秋の特別講習として、課題ではなく自由参…

ギュスターヴ・モロー 神話と幻想が紡ぐ夢

19世紀末、象徴主義の画家として偉大な足跡を残した孤高の人、モロー。 72年の生涯を芸術に捧げ、独自の幻想的な神話と聖書の世界を描き続けたモローの世界を、ちょっとだけご紹介いたします。 まだ中学生のころ、父の画集を寝転がって見ていたのですが…

Canon Rock

Canon Rock (JerryC) - The Original ここ何日か、ず~~と聴き続けている曲、カノンロック。 もうJerryC様の四畳半ロックのとりこである。 2004年くらい、台湾のアーティストJerryCが、パッフェルベルの「カノン」をロック風にアレンジして、WEBにUPし…

秋の歌 勢ぞろい

小さい秋見つけた 先日の復帰記事に多数の歌をコメントいただきまして、ありがとうございます。 あまりの残暑の厳しさに、やけくそになって復帰し、こんな乱暴狼藉を働いたにもかかわらず、コメントしてくれた方、ありがとうございました^^; 秋というと、…

レオ・フェレ Harmonie du soir (悪の華より)

L辿o Ferr辿 canta Charles Baudelaire. Harmonie du soir 原詩 シャルル・ボードレール 作曲 レオ・フェレ Harmonie du soir 「夕べの階調」 Voici venir les temps où vibrant sur sa tige, 時が来た、茎の上に震える Chaque fleur s'évapore ainsi qu'un …

残暑に飽きた、秋を呼ぼう

ご無沙汰いたしました^^; 秋になって涼しくなったら復活しようかと思ってましたが、一向に涼しくならないのはどーしたものでしょうか? 秋の味覚、栗は熟しきれず、柿は日に焼けてしまったそうですね。 この調子では新酒の仕込みも、例年のようにはいかな…

天祢 涼 『キョウカンカク』

女性を殺し、焼却する猟奇犯罪が続く地方都市―。幼なじみを殺され、跡追い自殺を図った高校生・甘祢山紫郎は、“共感覚”を持つ美少女探偵・音宮美夜と出会い、ともに捜査に乗り出した。少女の特殊能力で、殺人鬼を追い詰められるのか?二人を待ち受ける“凶感…

深水黎一郎 『トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ』

内容(「BOOK」データベースより) プッチーニ作曲の歌劇『トスカ』上演中、主演女優のナイフが相手役の首筋に突き刺さった!「開かれた密室」である舞台に、罠を仕掛けた犯人の真意は!?さらに前例のない新演出の予告直後、第二の犠牲者が…。芸術フリークの瞬…

ウンベルト・エーコ 『薔薇の名前』

1327年、教皇ヨハネス22世時代の北イタリアのカトリック修道院を舞台に起きる怪事件の謎をフランシスコ会修道士バスカヴィルのウィリアムと若きベネディクト会修練士メルクのアドソが解き明かしていく。 20世紀最高のミステリの一つと呼ばれながら、挫折率…

津原泰水 『ルピナス探偵団の当惑』

内容(「BOOK」データベースより) 私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から殺人事件の推理を強要される。なぜ殺人者は犯行後冷えたピザを食べたのか?その後も飄々たる博識の少年・祀島らと、青薔…

池井戸潤 『鉄の骨』

中堅ゼネコンに勤める平太は、現場勤務から「談合課」と言われる業務部に転属になる。 一本気な平太にとって談合は必要悪という理屈はなじめない。しかし、地下鉄工事の入札は社運をかけたプロジェクトである。 生き残りをかけた談合なのか。官公庁、銀行、…

深水黎一郎 『エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ』

内容(「BOOK」データベースより) モディリアーニやスーチンら、悲劇的な生涯を送ったエコール・ド・パリの画家たちに魅了された、有名画廊の社長が密室で殺されるが、貴重な絵画は手つかずのまま残されていた。生真面目な海埜刑事と自由気ままな甥の瞬一郎…

F・W・クロフツ 『スターヴェルの悲劇』

内容(「BOOK」データベースより) スターヴェル屋敷が焼失し、主人と召使夫妻の焼死体が焼け跡から発見され、金庫の中の紙幣が大量に灰になるという事件が起こった。微かな疑問がもとで、スコットランドヤードからフレンチ警部が乗り出すことになった。だが…

山口芳宏 『雲上都市の大冒険』

内容(「BOOK」データベースより) 白のスーツを身にまとう眉目秀麗な荒城咲之助、学ラン姿に近未来的な義手を持つ真野原玄志郎。二人の名探偵と、わたし殿島直紀が挑む雲上都市の謎。楽園の地下に潜む、座吾朗とは何者なのか?そして連続殺人に隠された真実…

竹本健治 『ウロボロスの偽書』

内容(「BOOK」データベースより) 竹本健治が連載を始めた本格推理に、いつのまにか埼玉で起こった女性連続殺人事件の、犯人を名乗る男の手記がまぎれこんでいた!現実と虚構の境界線はあいまいになり、事件は思わぬ展開に。私たちが暮らすこの世界もどこか…

エッセイはお好きですか?

旅と安吾と詩情のブロガー、あんごさんが「エッセイはお好きですか?」という記事をかかれました。 コメントを、と考えたのですが、だらだらと長くなりそうなので記事にすることに^^; あんごさん、ネタを一つ頂きました^^; で、質問は次の5項目。 ①エ…

佐々木譲 『廃墟に乞う』

内容(「BOOK」データベースより) 13年前に札幌で起きた娼婦殺害事件と、同じ手口で風俗嬢が殺された。心の痛手を癒すため休職中の仙道は、犯人の故郷である北海道の旧炭鉱町へ向かう。犯人と捜査員、二人の傷ついた心が響きあう、そのとき…。感激、感動の…