2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

天祢 涼 『キョウカンカク』

女性を殺し、焼却する猟奇犯罪が続く地方都市―。幼なじみを殺され、跡追い自殺を図った高校生・甘祢山紫郎は、“共感覚”を持つ美少女探偵・音宮美夜と出会い、ともに捜査に乗り出した。少女の特殊能力で、殺人鬼を追い詰められるのか?二人を待ち受ける“凶感…

深水黎一郎 『トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ』

内容(「BOOK」データベースより) プッチーニ作曲の歌劇『トスカ』上演中、主演女優のナイフが相手役の首筋に突き刺さった!「開かれた密室」である舞台に、罠を仕掛けた犯人の真意は!?さらに前例のない新演出の予告直後、第二の犠牲者が…。芸術フリークの瞬…

ウンベルト・エーコ 『薔薇の名前』

1327年、教皇ヨハネス22世時代の北イタリアのカトリック修道院を舞台に起きる怪事件の謎をフランシスコ会修道士バスカヴィルのウィリアムと若きベネディクト会修練士メルクのアドソが解き明かしていく。 20世紀最高のミステリの一つと呼ばれながら、挫折率…

津原泰水 『ルピナス探偵団の当惑』

内容(「BOOK」データベースより) 私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から殺人事件の推理を強要される。なぜ殺人者は犯行後冷えたピザを食べたのか?その後も飄々たる博識の少年・祀島らと、青薔…

池井戸潤 『鉄の骨』

中堅ゼネコンに勤める平太は、現場勤務から「談合課」と言われる業務部に転属になる。 一本気な平太にとって談合は必要悪という理屈はなじめない。しかし、地下鉄工事の入札は社運をかけたプロジェクトである。 生き残りをかけた談合なのか。官公庁、銀行、…

深水黎一郎 『エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ』

内容(「BOOK」データベースより) モディリアーニやスーチンら、悲劇的な生涯を送ったエコール・ド・パリの画家たちに魅了された、有名画廊の社長が密室で殺されるが、貴重な絵画は手つかずのまま残されていた。生真面目な海埜刑事と自由気ままな甥の瞬一郎…