2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

有栖川有栖 『幽霊刑事(デカ)』

俺は神崎達也。職業、刑事。 美人のフィアンセを残して無念にも射殺された・・・はずが幽霊に!?犯人はなんと俺の上司。 ミステリ&ラブストーリーの傑作。 皆様もうご存知のゆきあやさんの「オールタイムベスト30」で27位に輝いたこの作品。冴さん、ゆ…

恩田陸ランキング・全作品読んでないのに無謀な企画

ミステリ学部の課題です。 べるさん、アニスさんのランキングを読みながら自分の恩田作品の順位を考えてみたりして、楽しんでましたが、記事にするには読んでない作品が多すぎる、と思っておりました。 そこで、今年の目標の一つに「恩田陸全作品制覇」を挙…

恩田陸 『いのちのパレード』

内容紹介 <あの黒い表紙、強烈な帯コピー、シンプルかつ洗練されたデザイン。手に取った時の、嬉しいような怖いようなおののきを今でも覚えている。(中略)かつて「幻想と怪奇」というジャンルのくくりでお馴染みであった、奇妙でイマジネーション豊かな短編…

ミステリ検定!

http://i.yimg.jp/images/cert/minna/blog_parts/list_150.swf?userstr=cese takunishi_akioさんの作った検定 ミステリ好きの方には、ちょっと面白い検定を見つけました。 無理矢理感のあるものもありますが、そこはご愛嬌ということで^^;

第2回SF学部課題!『私の○○○○SF』と『SF作家・作品について』

本楽大学SF学部の皆さん、こんばんは。 ついに先月1周年を迎えた本大学ですが、長らく放置していて記念行事もないままスルーしてしまいました(笑) 学部生の皆さんには、期末試験だの卒業論文だの言って脅かしていたわりには、おとなしい課題です。 SF…

第3回ミステリ学部課題!『私の○○○ミステリ』と『ミステリ作家について』

本楽大学ミステリ学部の皆さん、こんばんは。 ついに先月1周年を迎えた本大学ですが、長らく放置していて記念行事もないままスルーしてしまいました(笑) 学部生の皆さんには、期末試験だの卒業論文だの言って脅かしていたわりには、おとなしい課題です。 …

加納朋子 『ぐるぐる猿と歌う鳥』

5年生に進級する春、森(シン)は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、先生どころかクラスメイトのほと…

ナサニエル・ホーソーン 『人面の大岩』

と言うわけで(笑)beckさん編のミステリアンソロジー『ミステリの愉楽』より、ナサニエル・ホーソーンの「ヒギンボダム氏の災難」を読んでみました。 最初はこの1編だけ読んで終りにするつもりだったのですが、本自体の魅力に引かれてついつい5編全部を読…

混線って知ってますか?

昔のアナログなテクノロジーの時代、電話で会話していると混線という現象がおきることがありました。 雑音のむこうに、ボソボソと話される未知の2人の会話が聴こえてきます。 時によっては、こちらの回線が切断されて、向こうの会話しか聞こえないことも。 …

ボルヘスによる選集・バベルの図書館

beckさん編のアンソロジーから古典の短編「ヒギンボダム氏の災難」を読んでみました。 ミステリのアンソロジーということで、ホーソーンという名前、まさか「緋文字」のホーソンとは思ってもみなかったのですが、その彼でした(笑) そして、この短編が入っ…

久坂部 羊 『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』

久坂部羊の”死に時のすすめ”。 すんなり死ぬことの難しさを教えてくれた。 もう少し年をとったら「延命治療拒否」の手続きもとろうと思っている私ですが、この本を読むと現代の老人たちが置かれているリアルな状況が伝わってきます。 医薬品も設備もなかった…

奥田 英朗 『家日和』

家族をテーマにした短編、6篇が収録されています。 奥田さんの筆が小市民のすがたを、時に滑稽に、時に切実に、暖かく描いていきます。 サニーデイ インターネットのオークションにはまった主婦。 日頃、家族から空気のように扱われていた紀子は、折りたた…