2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

お酒とその周辺

お酒バトンで最近はあまり飲みませんと書いた舌の根も乾かぬうちにこんな記事を書いてしまいました。 それというのも、アニスさんの記事でおつまみに関することを読んで、思わず書きたくなってしまったわけです^^。 初のお酒はウィスキー、だるまという愛…

東野圭吾 『容疑者Xの献身』

もうさんざんあちこちのブログで取り上げられてしまった本書ですが、遅まきながら読了しました。 直木賞受賞作品とか、二階堂氏のブログで本格か否かの論争が巻き起こった、とか様々な尾ひれがついてやっと読んだわけで、ある意味ミステリの読み方、読まれ方…

「天下一連詩会」受賞作品発表

天下一連詩会、表彰式(投票結果発表) 第1位(9票)=金のプリンセス賞 題名、「おえかき」 作者、雲(kiitigoさん) 作者談、「第一回天下一連詩会の金のプリンセス賞ありがとうございます。これほどのツワモノぞろい、秀作ぞろいの中にあって児童書のタイ…

友人の食器「シマウマシリーズ」

なかなかワイルドというかアフリカの風が吹いてきそうなお皿でしょう^^。 コーヒーカップは、ドイツ製の市販品ですが、お皿によく合うので並べてみました。 「恐怖の館」の記事でおじいさんに覗きこまれていた友人Hですが、シマウマグッズのコレクターなの…

小笠原 慧 『DZ』

アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少…

☆お酒バトン☆

いつも楽しいミステリ紹介の記事が満載のあまりす先生より「お酒バトン」なるものを勝手に持って帰ってきました。 お酒は確かに好きですが、最近酒豪のイメージが何故か定着しつつあるので、このへんで誤解を解くためにも「私とお酒」の関係を明らかにしてお…

天下一連詩会、作品発表会 (2)

№13 「えをかく」 (長) あさ 絵をかく いろんな色のインクで みみずのおっさん えをかく なにもなくても どろにんげん えをかく へんなおにぎり キウイじいさん えをかく みんなびっくり №14 「絵をかく」 (花) あさ 絵をかく いろんな色のインクで くるくる…

天下一連詩会、作品発表会(1)

天下一連詩会、作品発表会(23作品) №1 「おえかき」 (雲) あさ 絵をかく いろんな色のインクで あかいふうせん あおい目のこねこ きいろいのはちょうちょ ももいろのきりん しろいうさぎとくろいうさぎ にじいろのさかな 銀のいす 空のうえにはなにがある…

わたしがcuttyよ!

なんだ、このタイトルは!とお思いの方。 実は、いつも楽しい記事で楽しませて頂いてるcuttyさんの指令で、「一日駅長」や「一日警察署長」のように「一日cutty」に挑戦してみることになりました。 いきさつはこちらの記事で、cuttyさんが あまりす先生の文…

奥田英朗 『ガール』

痛快OL小説と呼びたくなる短編集でした。 そして、なによりも驚いたのは奥田英朗氏が、まるで女性であるかのようにOLたちの心理を鮮やかにリアルに描いていること。 OLや仕事を少しでもやったことのある女なら、そうそう、そうなんだよね~と大きく頷くよう…

月の骨さんのブログで「天下一連詩会」開催

ブックレポートやあざらしさんとのコラボレーションなど、いつもアイデアに富んだブログを作っている月の骨さんのブログで、100記事記念イベントとして、面白い企画が進行中です。 しろねこもお誘いを受けて、拙いながらも参加させていただいてます。 「…

奥田英朗 『町長選挙』

奥田英朗の「伊良部医師シリーズ第3弾」です。 端的に言うと「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」ほどのインパクトはありませんでした。 その原因が4話のうち3話までが、読めば誰とすぐわかるような、実在の話題の人物をモデルにしているところでしょう…

小路幸也『東京バンドワゴン』

東京下町、入り組んだ道や曲がった小路、苔むした塀に壁をはらばう蔓草や蔦。 そんな古びた町並みのなかに、「東京バンドワゴン」という一軒の古本屋がある。 去年なくなったおばあちゃん、まだ成仏できずにこの古本屋の家族の中をふわふわしながら語り手と…

岩波少年文庫(1950年版)

私の手元に2冊の茶色く変色した岩波の児童文庫があります。 亡き父の本で「小さい牛追い」「牛追いの冬」というタイトルです。 奥付を見ると昭和25年12月25日発行、定価100円となっています。 岩波少年文庫4と6とあり、1950年(昭和25年)…

ヴァレリー・ラルボー『幼なごころ』

「20世紀初頭の忘れられた小作家になりたい」―こんな願いのもと翻訳と批評によって英米伊西の文壇を縦横に結び、ジョイスの最初の仏訳者となったラルボー。ジードに献じた「包丁」他「幼なごころ」の10篇は、フランス版〈子供の情景〉といっていい。作家…