2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

有川浩 『図書館内乱』

出版社 / 著者からの内容紹介 相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書…

首藤瓜於『刑事の墓場』

内容(「BOOK」データベースより) 署長の右腕として活躍したエリート刑事・雨森の転任先は、開署以来、一度も捜査本部が置かれたことのない小さな動坂署。そこは不祥事を起こした者や無能な警官を飼い殺すための“刑事の墓場”と恐れられていた。不貞腐れて過…

当たるも八卦~第二回川柳大賞・作者あてコンテスト~

川柳大賞恒例の「作者あてコンテスト」 サブイベントとしてすっかり定着したこのコンテスト。 推理力を駆使してついに決定いたしました(←って言うほど考えてません^^;;) 【本の楽しみ①自然Ⅰ】は 39 きりもなく頁繰る日ぞ秋入梅(あきついり)・・・・…

川柳大賞 作品披露会

本楽家主催で応募しておりました「第二回川柳大賞」の作品が出揃いました。 テーマは【本の楽しみ~秋~】です。 今回は投句数383句という大盛況になり、 作品披露会も記事8つに分かれるという大変なことになってしました。 あまりに句数が多いため、大…

北森 鴻 『共犯マジック』

内容(「BOOK」データベースより) 人の凶兆・不幸のみを予言する、謎の占い書「フォーチュンブック」。読者の連鎖的な自殺を誘発し、回収騒ぎにまで発展したこの本を、松本市のとある書店で偶然入手した、七人の男女。彼らは、運命の黒い糸に搦めとられ、そ…

しろがねの猫こがねの蝶~蕪村~

久しぶりに「詩」の書庫の更新です。 江戸時代の俳人、与謝野蕪村。 松尾芭蕉、小林一茶と並ぶ江戸俳諧中興の祖、俳画の創始者でもあります。 蕪村の句は、空間が大きく色合いが豊かです。 画家でもあった蕪村は、世界の様相を瞬間にとらえ、印画紙に焼き付…

海堂尊 『チーム・バチスタの栄光』

東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ”として、成功率100%を誇り、その勇…

奥田英朗 『マドンナ』

「マドンナ」「ダンス」「総務は女房」「ボス」「パティオ」 5編からなる奥田英朗の短編集である。 奥田作品の「ガール」が働く女性の本音なら、こちらは中年のお父さんたちの、淡いオフィスの恋だったり理不尽な要求に頭を下げて応えなければならない哀しい…

坂口安吾 『桜の森の満開の下』 時代物、大好き~その1~

月の骨ブックレポートの月野さんのところで立ち上げられたこの企画。やっと1冊目、坂口安吾の登場です。 あんごさんの向こうを張ってこの作品を選んだのには、ろくに時代物を読んでいないのと、この作品が日本文学に拒否反応をおこしていた私が、母国語で書…

北村薫 『盤上の敵』

出版社/著者からの内容紹介 敵は籠城殺人犯 妻の命を賭けた戦い! 息づまる駆引と、驚倒の結末! 読者をも操る北村マジックの冴え。 我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密…

「時代もの、大好き」 コラボ企画参加表明(して大丈夫?)

先日、月の骨さんより「時代もの、大好き」という企画のお誘いを受けました。 月野さんの記事を読ませていただくと、時代物の苦手な私でもなにか2つ3つは参加できそうな気がしてきました。 以下はその記事の抜粋です。 時代小説の紹介・感想に限定しません…

敬老の日近し

もうすぐ敬老の日がやってきます。 9月18日(月)。 多くの方は3連休で、秋の行楽の予定など立てているのではないでしょうか。 敬老の日というと、感謝と尊敬をこめてリタイヤしたお年寄りを慰める、という感覚でいた私ですが、身近にいるおじいちゃん、…

若竹七海 『心のなかの冷たい何か』

内容(「BOOK」データベースより) 失業中のわたしこと若竹七海が旅先で知り合った一ノ瀬妙子。強烈な印象を残した彼女は、不意に電話をよこしてクリスマス・イヴの約束を取りつけたかと思うと、間もなく自殺を図り、植物状態になっているという。悲報に接し…

恩田陸 『黒と茶の幻想』

出版社/著者からの内容紹介 華麗にして「美しい謎」 恩田陸の全てがつまった最高長編 ――目の前に、こんなにも雄大な森がひろがっているというのに、あたしは見えない森のことを考えていたのだ。どこか狭い場所で眠っている巨大な森のことを。 学生時代の同級…

倉橋由美子 『夢の通い路』

倉橋由美子という作家、久し振りに読んでみました。 いやはや、高校生の頃愛読していた作家なのですが、あの頃の自分の背伸びした姿が思い出されてなんとも気恥ずかしい思いも味わいました。 この方の小説は幻想的な世界とその中のエロティックな交歓が、と…

「読書感想文の書き方」・・・いまさら^^;

夏休みは終了! 今日から9月ですね。 もうちょっと早く載せたかった記事ですが・・・。 いつもお邪魔しているブログ「ryuブログ ゲーム大好き部屋」の記事にこんな面白いサイトが紹介されていました。 「こうすれば書ける読書感想文」 一応中学生に送る、と…