2009-01-01から1年間の記事一覧

ミステリー小説講座に行ってきました。

大変ご無沙汰いたしました!^^;; コメントやトラバのお返事もせずにホントにホントにすみません。 気づけばもう2ヶ月以上、放置してました。 自分のことでいろいろ忙しかったり、PCの調子がいまいちだったりで、ブログ始めて以来最長の放置になってしま…

マイケル・クライトン 『PREY─獲物─』

内容(「BOOK」データベースより) 失業中のコンピュータ・プログラマーのジャック・フォアマンは、ナノテク(超微細技術)開発に携わるハイテク企業、ザイモス社に勤める妻ジュリアの様子がおかしいことに気づく。まるで別人になったかのように、性格、振る舞…

今野敏 『慎治』

中学2年の慎治はクラスメートの小乃木将太ら3人からいじめの標的にされていた。 こづかいを奪われ、殴られたり、こづかれたりする日々。ついには万引きを強要されてしまう。 家庭では「音楽もスポーツも手遅れなのだから、せめて高校くらいはいい学校にい…

今野敏 『疑心~隠蔽捜査3』

所轄の大森署署長に左遷された竜崎伸也。異例の任命で、米大統領訪日の方面警備本部長になった彼のもとに飛び込んできたのは、大統領専用機の到着する羽田空港でのテロ情報だ。 今回の竜崎は今までとは一味違います。なんと部下の女性キャリアに○をしてしま…

マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー 『笑う警官』

出版社/著者からの内容紹介 ベトナム反戦デモが荒れた夜、放置された一台のバスに現職刑事八人を含む死体が! 史上初の大量殺人事件に警視庁の殺人課は色めき立つ。アメリカ推理作家クラブ最優秀長編賞受賞の傑作。 りぼんさんが紹介されていたスウェーデン…

栗本薫さん死去

本日、Yahoo!のニュースで知りました。 「26日午後7時18分、すい臓がんのため死去した。56歳。葬儀の日程などは未定。」とのこと。 まだまだ活発に作品を発表されていたと思っていましたが、4月には癌の手術をされて、闘病中だったようです。…

初野晴 『退出ゲーム』

内容(「BOOK」データベースより) 穂村チカ、高校一年生、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみで同じく吹奏楽部のホルン奏者、完璧な外見と明晰な頭脳の持ち主。音楽教師・草壁信二郎先生の指導のもと、廃部の危機を回避すべ…

Wiiでモンハン生活。

先日、復帰記事を書き、そのなかで「ゲームにはまっていた」と書いたところ、けっこう食いついてくださった方がいらっしゃった。 読書ブログとしてやってきたが、一番最初にブログを始めようと思ったきっかけは、このモンハンというゲームだった。 今ではゲ…

今野敏 『ST 警視庁科学特捜班』

ST(Scientific Task Force)、それは科捜研から集められた個性的な科学者集団。 警視庁が新しい捜査の戦力として、法医学、薬学、音響学、化学、心理学、とそれぞれの分野での専門家を集めて作られたものだ。 法医学:赤城左門 不精ひげと、みだれ髪がセ…

ジーザス!南無三!『聖☆おにいさん』

目覚めた人ブッダ、神の子イエス。 世紀末を無事に越えた二人は、東京、立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。 近所のおばちゃんのように、細かいお金を気にするブッダ、衝動買いが多いイエス。 そんな”最聖”コンビの立川デイズ。 素朴…

かくも長き不在^^;;

大変ご無沙汰いたしました^^; 気づけばもう1ヶ月以上放置していたことになりますね。いや、病気というわけではなく、単にお弁当作りや早起きに加えて仕事が忙しくなってきたのがあったのです。 が・・・・もう一つの大きな原因はゲームに嵌っていた、と…

沢村 鐵 『封じられた街』

「北風のポリフォニー 」より内容紹介 謎めいた影が街を支配する…… 戦慄のジュブナイル・ホラー どこか違和感がある、居心地の悪い街。時折現れる不気味な背中の影と、ひそかに信 仰を集める「もののべ様」、次々に作られる落ち葉のオブジェ、いなくなる子ど…

ジェシー・ダグラス・ケルーシュ 『不死の怪物』

内容(「BOOK」データベースより) 深夜の杜で美女が惨殺された。先祖代々ハモンド家にとりついている不死の怪物がまた現れたのだ!一族にまつわる不気味な噂が流れるなか、美貌の心霊探偵が対決を余儀なくされた三千年の呪い、そのめくるめくばかりの真相と…

池上永一 『シャングリ・ラ』

内容(「BOOK」データベースより) 地球温暖化の影響で東京は熱帯の都市へと変貌した。都心の気温を5℃下げるために東京は世界最大の森林都市へと生まれ変わる。しかし地上は難民で溢れ、積層都市アトラスへと居住できる者はごく僅かだった。地上の反政府ゲリ…

小泉喜美子 『メイン・ディッシュはミステリー』

洗練されてなくちゃミステリーとはいえない!という信念のもとに、謎解き、ハードボイルド、警察物、スパイ物などあらゆるジャンルから選び抜いた”これぞミステリー”。 創作、翻訳、評論・・・とマルチに活躍する著者が、独断と薀蓄と目配りをほどよくブレン…

鈴木光司 『エッジ 上下』

内容(「BOOK」データベースより) 人が消えていく―それは長野、新潟、カリフォルニアで相次ぎ起こった。誘拐、家出、神隠し、いやそれとも…調査をはじめたフリーライターの冴子は未曾有の世界的変異を嗅ぎとる。彼女の父もまた18年前に忽然と消息を断ってい…

スティーグ・ラーソン 『ミレニアムⅠ ~ドラゴン・タトゥーの女~』

内容(「BOOK」データベースより) 月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。そんな彼の身元を大企業グループ…

今野敏 『とせい』

内容(「BOOK」データベースより) 日村誠司が代貨を務める阿岐本組は今時珍しく任侠道をわきまえたヤクザ。その阿岐本組長が、兄弟分の組から倒産寸前の出版社経営を引き受けることになった。舞い上がる組長に半ば呆れながら問題の梅之木書房に出向く日村。…

増殖する本の無限空間 スコブル社

前回のS書店よりさらにディープな古書店がありました。 本が雪崩をうって客の頭に降ってきそうな西荻の「スコブル社」です。 西荻のS書店の近く、アンティークショップや食べ物やさんが並ぶ狭い道にありました。 外側はちょっと古い感じの古本屋さんで、透明…

恒川光太郎 『草祭』

内容(「BOOK」データベースより) 団地の奥から用水路をたどると、そこは見たこともない野原だった。「美奥」の町のどこかでは、異界への扉がひっそりと開く―。消えたクラスメイトを探す雄也、衝撃的な過去から逃げる加奈江…異界に触れた人びとの記憶に、奇…

初野晴 『1/2の騎士 ~harujion~』

内容(「BOOK」データベースより) 母を亡くし、心に傷を抱える女子高生・マドカが恋に落ちた相手―それは最強の騎士『サファイア』。ふたりの出会いは、忍び寄る狂気―社会の片隅でひっそりと息づく異常犯罪者たちから大切な人、そして愛する街を守るための戦…

中川財務大臣の進退

え~、酒のうえの失敗にはことかかなかったしろねこの意見なので、あまり説得力はないとおもうのですが、今日の昼に会見した財務大臣のお言葉に唖然、愕然としたので、思わず記事にしてしまいました。 誰がみても分かります。イタリアでの記者会見、あれは酔…

歌野晶午 『世界の終わり、あるいは始まり』

小学生ばかりを狙った連続誘拐殺人事件が勃発した。新興住宅地で家族と共に平和に暮らす富樫修は、小学校6年の息子の部屋で、事件にかかわるある物を目にしてしまう。その後、次々と見つかる息子犯人説への物証。「なぜ、我が子が」という戸惑いと、息子の将…

恩田陸 『ユージニア』

なんとも恩田陸らしさの詰ったアンチミステリである。 小説の形式もインタビューあり、第3者視点の作中作あり、謎めいたプロローグの詩ありと、大変凝った造りになっている。 造りといえば、造本もまたこの作品を見事に表した優れたものだ。1度傾けて印刷…

歌野晶午 『葉桜の季節に君を思うということ』

内容(「BOOK」データベースより) ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた“何でもやってやろう屋”探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。 再読です。 というのも「ヤラレタ!」「ええ~~~~!!????」と驚愕…

合気道のこと

息子が小学校3年生のとき、お友達の同級生と一緒に習い始めたのが合気道でした。 合気道をやろう、と言い出したのが子供たち2人だったのですが、お友達のお母さんも私も、どこに連れて行けば「合気道」なるものを教えてくれるのか、さっぱり見当もつかずの…

不確実性の時代

一言お断りを・・。あの「不確実性の時代」についての書評が読めると思って覗いている方、全然関係ないんです。ごめんなさい^^; で、こんな大層なタイトルをつけて、何を書こうとしているかというと、まあ、情報というものの不確実なことについて・・・と…

あけましておめでとうございます

皆様、あけましておめでとうございます。 ぎりぎり七草に間に合いました。 2009年もよろしくお願いいたします。 一休 宗純は「門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし」なんて仰ったそうですが、この年になると若い頃のように、つまらな…