『東西ミステリーベスト100』死ぬまで使えるブックガイドw①

beckさんお薦めの「東西ミステリベスト100」が新装されて刊行。 前回、86年のランキングとの比較もできる、優れた構成になってます。 (タイトルの「死ぬまで使える」ってどうなんでしょうね(笑)) ウン十年もミステリを読み続けているので、けっこう…

『東西ミステリーベスト100』死ぬまで使えるブックガイドw②

お次は海外ミステリベスト30です。 こちらのほうが、読み始めに親しんだジャンルなので、けっこう入れたい作品が多かったですね。 ところで、1986年版では海外ミスだけ、101位から200位が載せてありました。今回の新版ではそれが無くなっていた…

東京大雪

東京は大雪です。 十年に一度クラスの積雪だとか・・・。 前の公園には1時間くらい親子がずっと遊んでいて、ちょっと心配になるくらい。だって気温0度だよ~。 ここはどこだ? 家の近所なんです。まるで観光気分になる景色。 でも、歩くもんじゃないですね…

ジェフリー・ディーヴァー 『ロード・サイド・クロス』

陰湿なネットいじめに遭った孤独な少年。連続殺人犯は彼なのか? 交通事故を起こしたとして有名ブログで糾弾された高校生トラヴィス。個人情報はたちまち暴露され、ブログは炎上、彼の家に投石する者まで現れた。死を予告する十字架が発見されたのはその頃だ…

あ~い の作家(日本)

蒼井上鷹『九杯目には早すぎる』 芦原すなお 『ミミズクとオリーブ』 アスカ・フリーダム 『アスカと白猫』 飛鳥部勝則 『堕天使拷問刑』 天祢 涼 『キョウカンカク』 綾辻行人 『Another』 有川浩『塩の街』 『空の中』 有川 浩 『海の底』 有川浩 『図書館…

う~お の作家(日本)

歌野晶午 『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午 『世界の終わり、あるいは始まり』 内田康夫 『後鳥羽伝説殺人事件』 内田康夫『平家伝説殺人事件』 内田康夫『死者の木霊』 梅原克文 『サイファイ・ムーン』 大川渉 平岡海人 宮前栄 共著 『下町酒…

か行の作家(日本)

海堂尊 『チーム・バチスタの栄光』 海堂 尊 『ナイチンゲールの沈黙』 笠井潔 『ヴァンパイヤー戦争』 笠井潔 『青銅の悲劇 瀕死の王』 門田隆将 『裁判官が日本を滅ぼす』 金井美恵子 『スクラップ・ギャラリー』 金井美恵子 『ピース・オブ・ケーキとトゥ…

小野不由美 『ゴーストハント』5巻

内容紹介 増改築を繰り返した結果、迷路のような構造を持つにいたった巨大な洋館。長年放置されていたその館は、地元では幽霊屋敷として名高く、中に入った者が行方不明になる事件が連続して起こる。この館を調査するため、二十名もの霊能者たちが召集された…

太田忠司 『ミステリなふたり』

内容紹介 凶悪犯も必ずオトす美貌の刑事の剛腕と、家事はおまかせ、イラストレーターの夫の名推理。密室から不可能犯罪まで、京堂夫妻がどんな「謎」も解決! スパイス効かせた傑作本格ミステリ。 鉄の女の異名をとる女警部と、年下イラストレーターの夫が活…

小野不由美 『ゴーストハント』1~4巻

昨年はほぼ読書ができずに終わったもので、少しラノベあたりでリハビリを、ということで、「ゴーストハント」を読んでみました。小野さんが完全リライトしたという、新装版。 怪談、お化け屋敷、憑き物など、怪異現象を現代の科学機器で計測しつつ、陰陽道な…

堀内茂男 ミスター・ロンリー (ジェットストリーム)

遠い地平線が消えて 深々とした夜の闇に心を休める時 遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は たゆみない宇宙の営みを告げています。 満天の星をいただく、果てしない光の海を ゆたかに流れ行く風に心を開けば きらめく星座の物語も聞こえてくる 夜の静寂の…

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます! 昨年は大変ご無沙汰いたしました。 いろいろリアルが難儀でして、介護のことや実家の片づけなどが一気にやってきたのがひとつの理由でした。 読書なんかも少しはしていたと思うのですが、まったく残っておりません。 今年…

気になるNEWS☆

ネタ元はYahoo!NEWSより 錦織 テニス・スイス室内で決勝進出 男子シングルスで世界ランク1位のジョコビッチを破り決勝へ。 大快挙。これは久々の嬉しいNEWSです。決勝はスイスのフェデラーと6日決戦。残念ながら敗れてしまいましたが、健闘を称えたいです…

キーワードは正直^^;

今日のニュースで福島の農産品を売る店で、セシウムの数値を明記し(お店に測定機がある)値札に印刷して販売している、というものがありました。 お客さんの反応は総じて好意的でしたが、中には10や20ベクレルと表示してあるのを見て「こんなのが入っ…

絵師・手塚治虫

漫画、アニメの日本における創始者、手塚治虫。 巨匠とか、巨人とか、称賛は多々ありますが、絵師としての手塚氏もまた、並々ならぬ才能を持っていましたね。 映画的手法を取り入れ、コマ割りの表現は現代にも通じる、なんとも切れ味のいい斬新なものでした…

柏で高濃度の放射能汚染?

すみません、悲観的な記事になってしまいました。 このニュース、汚染の原因は特定されてませんが、危険な地域は福島だけではないということが、だんだん表面に現れてきたようで。 千葉県柏市の空き地から21日、1時間当たり最大で57.5マイクロシーベ…

読書の秋、おすすめの読み物は?

今回、またYahoo!ブログのクローズアップのテーマ記事で書いてみようと思います。 読書の秋、おすすめの読み物は? う~ん、おすすめはいっぱいありすぎて、まとまらないくらいなんですが(笑) ただ自分が読んできてすごく面白かった本って、けっこうすすめ…

秋の歌

短歌といえば五七五七七。 一番有名でなじみ深いものに百人一首がありますね。 秋にちなんで、「秋の歌」でも並べてみるのも一興です。 では百人一首より 奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき 猿丸大夫 吹くからに 秋の草木の しをるれば …

服部まゆみ 『この闇と光』

内容(「BOOK」データベースより) 幽閉された盲目の姫君。長い髪、シルクのドレス。季節ごとの花々、優しい父王、そして姫を虐待する侍女。一度踏み込んだら抜け出せない、物語の迷宮へようこそ。魅惑的な謎と優美な幻影とが折り重なる。 ちょっと気になる…

からすうり 秋

からすうり、という植物をご存じでしょうか。 こんな面白い実を秋につける蔓性の植物です。 そして花もまた特徴的な、レースのような花弁を持ってます。 まだ子どもの頃、田舎の小学校に通っていた私は、1回だけ崖っぷちにぶら下がっていたこの実を見たこと…

マーガレット・ワイズ・ブラウン『おやすみなさいおつきさま』

息子が2、3歳のころによく読んであげた絵本です。 自動車の本ばかり読まされて「カーキャリアー」とか「高所作業車」とか、あまりノレナイものが多かったのですが、この絵本は表紙を一目見ただけで一遍に好きになってしまったものでした。 「おおきな みど…

『封じられた街』文庫化

大変ご無沙汰いたしました。 「PCを修理に出します」という記事を書いてはや4か月。どんだけブッ壊したんだ、っていう月日がたってしまいました(笑) もちろんPCは10日くらいで返ってきたのですが、このあたりから「読書意欲」というものが最低に落ち込…

PC修理にだします。

こんばんは、ご無沙汰してます。 ここのところずっとPCの調子が悪くて、すぐ加熱してブッチと切れる状態が続いていました。 コメントのレスもままならず、申し訳ありません。 今、だましだまし書き込んでますが、ついに本日、修理に出すことにいたしました。…

近藤史恵 『サクリファイス』

内容(「BOOK」データベースより) ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ―。二転三転する真相、リフレインし重きを増す主題、押し寄せる感動!自転車ロードレースの世界を舞台に描く、青春ミステリの逸品。 近藤作品としては異色なロード…

深水黎一郎 『五声のリチェルカーレ』

内容(「BOOK」データベースより) 昆虫好きの、おとなしい少年による殺人。その少年は、なぜか動機だけは黙して語らない。家裁調査官の森本が接見から得たのは「生きていたから殺した」という謎の言葉だった。無差別殺人の告白なのか、それとも―。少年の回…

恒川光太郎 『竜が最後に帰る場所』

内容説明 恒川光太郎が五つの物語で世界を変える―。風を、迷いを、闇夜を、鳥を。著者はわずか五編の物語で、世界の全部を解放してしまった――。静謐な筆致で描かれた短編は、小説の新たな可能性を切り拓く! 久しぶりの恒川さん。 いやあ、これよいですわ~…

山を下りる愚者 『チャンス』

名優ピーター・セラーズの最後の作品。 実を言うとピーター・セラーズはあまり好きな俳優ではなかった。 脇役ならピリッとワサビのような味わいがあるのだが、「ピンク・パンサー」などコメディアンとしての主演作品はどうも面白みが分からなくて、笑えない…

恩田陸 『土曜日は灰色の馬』

身体がゆらゆら揺れるような気がする。地震?いや、どうも地震酔いらしい。 どうも最近は余震が多いせか、はっと気付くと部屋がゆらゆら揺れている。恩田陸の小説にくらくらさせられるのは大好きだが、地震酔いはいただけません(苦笑) 大好きな小説、少女…

ミネラルウォーターを買わないで

ついに水道水からも放射性ヨウ素が検出されました。他にもセシウムも検出されたようです。 しかし、量からすれば当面大人は大丈夫な線量と発表されていますし、乳幼児以外は普通に使えるとのこと。 今まで散々政府発表は信じられん!と書いてきましたが、今…

ウィリアム・カッツ 『恐怖の誕生パーティ』

マーティとサマンサは人も羨む裕福で幸せな夫婦だ。 サマンサは来る12月5日、マーティの誕生日を思い出深いものにしようと、マーティの昔の友人を招く計画を立てた。マーティには内緒で。 ところが調べるうちに、卒業した大学には彼のいた記録がない。ハ…