絵師・手塚治虫

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漫画、アニメの日本における創始者手塚治虫
巨匠とか、巨人とか、称賛は多々ありますが、絵師としての手塚氏もまた、並々ならぬ才能を持っていましたね。
 
映画的手法を取り入れ、コマ割りの表現は現代にも通じる、なんとも切れ味のいい斬新なものでした。
かなり以前に、東京の近代美術館で原画展が開かれたのですが、その時のハガキが何枚か出てきました。
懐かしいアトムや、まったく読んだこともない貸し本時代の表紙絵など、今見てもクオリティの高さに唸る作品ばかりです。
一部をご紹介します。
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画像がまずくて申し訳ありませんが、「鉄腕アトム」の「火星探検の巻」1953~1954頃です。
 
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こちらはぐっと時代が下がって1987頃「ルートヴィッヒ・B」
コマ割りが斬新です。
 
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1949「メトロポリス
モダンです。海外に紹介されて当然のレベルですよね。
なぜ当時、子どもに悪影響を与えるとんでもない悪人みたいに言われていたのか?時代の風向きって怖い。
 
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1951「来るべき世界」
もうひげおやじと新ちゃんの姿が見えます。
メカの迫力、ハリウッド映画みたいです。
 
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1948「ロストワールド
ん?48年にすでにマイケル・クライトンスピルバーグに先んじてた?
 
彼の先見性もまた魅力の一つですが、絵師としての力量は20世紀のイラストレーターと比べてもかなりいい線いってますね。
手塚氏が日本製マンガや日本製アニメの出発点にいたということは、現在のこのジャンルが世界的に支持されていることと無縁ではないはず。色々な同期や後輩たちが、このクォリティめざし、追いつけ追い越せと切磋琢磨したのでしょう。
あらためて手塚氏に感謝です^^
(並べたでけで記事が成立することにも感謝(笑))