太田忠司 『ミステリなふたり』

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内容紹介
凶悪犯も必ずオトす美貌の刑事の剛腕と、家事はおまかせ、イラストレーターの夫の名推理。密室から不可能犯罪まで、京堂夫妻がどんな「謎」も解決! スパイス効かせた傑作本格ミステリ

鉄の女の異名をとる女警部と、年下イラストレーターの夫が活躍する、安楽椅子探偵もの。美人で腕っ節の強い景子、完璧な主夫の新太郎くん。 コメディタッチで軽いノリで読めるのがいい。 犯罪現場では氷のような景子が、家に帰ると、かわいい奥さんになって年下の夫にメロメロ。新太郎くんは実は料理上手で名探偵。 にやりとさせられるエッチな展開もありでなかなか楽しめます。

太田さんは「黄金蝶~」しか読んでない(と思う)のですが、わりとシリアスから本格、コミカル路線など幅の広い作家というイメージがありました。
それがなにか作家のカラーが見えないような感じを受けていまひとつ読もうという気が起らなかったのですが、こういう軽い読み物からぼちぼちいくのも楽しそうですね。

このシリーズの続きとか、ゆきあやさんお薦めの「黄昏という名の劇場」なんかもちょっと惹かれるものがありました。次は何を選ぼうかな^^