池上永一 『シャングリ・ラ』

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内容(「BOOK」データベースより)
地球温暖化の影響で東京は熱帯の都市へと変貌した。都心の気温を5℃下げるために東京は世界最大の森林都市へと生まれ変わる。しかし地上は難民で溢れ、積層都市アトラスへと居住できる者はごく僅かだった。地上の反政府ゲリラは森林化を阻止するために立ち上がった。 

アニメ雑誌に連載されていたというこの作品。
たしかに昔の週間マンガ雑誌の連載のような面白さですね。山場がくるくる。
SF設定の世界観も豊かなイメージで描かれていて、登場人物もみな個性的です。主人公の國子を筆頭に女のキャラがもう凄まじいキレアジでした。
オカマのモモコ、ミーコ、ドSの女医小夜子、道徳や常識のくびきを軽々と外した外道たちの描き出す世界。愛しくて、残酷で、どこまで疾走して行こうとするのか。行き着く世界は天国か地獄か。

なんとなく名前の雰囲気だけで難しそう、と敬遠していたのですが、こんなにあからさまに面白いエンタメ本だったとは・・・。早く他の本も読まなくては、と力瘤が!(笑)
紹介していただいたゆきあやさんに、またまた感謝ですね^^;

エンタメ好きで、未読の方、是非読んでみてください。

よまないと、たたられるぞよ~!ぎゃああああああ!


息子談:涼子は女ネウロだ!