2008-01-01から1年間の記事一覧

久し振りの更新です。

ご無沙汰いたしました。 9日の更新からもう2週間も放置してしまった・・・orz いや、何もないんです。病気でも怪我でも死んだわけでもないのです。 サボり癖というのは怖ろしい。まあいいや、明日更新しよう!と決心してはや10日(笑) カレンダーのアン…

Cutty's Bar常連客度検定で優勝!

実生活においては、とんと賞には縁のない私が、優勝というご褒美をいただいてしまいました。 その名?b>「Cutty's Bar常連客度検定」 詳細はこちらのアニスさんの記事にてどうぞ というわけで、応募者10人のなかで1位を獲得したわけですが、まあ、この素晴…

恒川光太郎 『秋の牢獄』

出版社 / 著者からの内容紹介 十一月七日、水曜日。女子大生の藍(あい)は、秋のその一日を、何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返して…

第1回タコ、反則作品と贈り物

cuttyさんに「お前がいうな!」と突っ込まれそうなタイトルですね^^; 第1回タコにおいて、反則技をかましまくったワタクシですが、おかげでいくつもの装丁を作っていただきました。反則もパクリもやってみるもんですね~(こら!!) で、億さんより素晴…

第1回タコ、投稿者は誰だ・結果発表

ここからは作者あての結果発表です。 Yahoo!の文字数制限は困ったものです^^; まず鉄板タイトルから(笑)mepoさんの3作。 18 【津軽人の過剰な接待】 21 【長崎ちゃんぽん殺人事件】 31 【「坊ちゃん」雲に乗る】 これは鉄板句女の異名をとったmepoさん…

第1回タコ、私が投票した本は?

cuttyさんのブログにて開催された第1回タイトルコンテスト(通称タコ)。 大盛況と感動のうちに閉幕しました。 驚愕のフィナーレはこちら 昨日は感動の嵐がいろいろなブログを走りぬけましたね~。あのクオリティの高さ、さすがプロフェッショナルは違うな…

第1回タイトルコンテスト・投稿者は誰だ?!

本楽大学ミステリ学部の課題レポートの一つにCuttyさんの『私の書かなかったミステリ』~タイトルコンテスト~というのがありました。 なんと、課題レポートで課題を出すという反則技(笑)こちら↓ http://blogs.yahoo.co.jp/cuttysark0055/55488369.ht…

くちづけ~「知の擁護」masayukiさんのブログより~

立ち止まった君の瞳に映る空に 小さな雲が流れた 数秒前・・・・・ ほんの数秒前 震えていたぼくの指先 薄く閉ざされた君の目蓋の奥から 柔らかな光りが零れた 数時間前・・・・・ ほんの数時間前 繰り返し聴いていた曲が耳に蘇る 春の風を閉じこめた君の襟…

美味しい話題

ブログの最上段にある「一言メッセージ」 beckさんのブログで見かけた「田舎のパン屋にこそ、おいしいパンがある。」が気になります。 なんだ?どんなパンなんだ? フランスパンなのか、ドイツ系のハードパンなのか? それとも、素朴な焼きソバパンとかか? …

☆7レンジャーバトン☆

ミスチル、アコギ、音楽、猫、読書を愛してやまない管理人・チルネコさんよりバトンをいただきました。 7レンジャーバトンということで・・・。 始まりの合図 行きます! 体系はどーでしょ? こりゃまいった(笑) 標準よりかな~り太いです、重いです^^…

春爛漫

この季節になると思い出すものそれは西行の歌。 願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃 昨日は東京は雨、そして今日は花散らしの風が吹き荒れています。 桜の花の命は短いですね。 西行をはじめ歌人たち、詩人たちはその美しくも儚い花に数々の…

私が虜になった映像SF~本楽大学SF学部課題~

私が小さかった頃、それは1960年代。(そこ、つっこまないように!笑) テレビでは、毎日のようにSFアニメやアメリカ産のドラマが放映されておりました。 映像といえば、映画かTVしかない時代のこと。家族で一緒に同じ番組を見て楽しんでいた懐かしい時…

笑って許して

先日の「哲学バトン」にて、人生で大切なものを4つ挙げよ。というお題がありました。 そこに私は、「真・善・美」とあと「笑い」でしょうか、と回答しました。 まあ、前の3つはジョークとして(ジョークなのか?!)笑いというのは、けっこう大切なものだ…

梨木香歩 『西の魔女が死んだ』

内容(「BOOK」データベースより) 中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどき…

一度は行きたい小説の中のお店

小説を読んでいて、無いとわかっているのにそこに登場するお店に行きたくてたまらなくなる、そんな経験したことありませんか? 古くは「小公子」に出てくるホッブスさんの食料品店。 セドリックの親友、気むずかし屋のホッブスさんが新聞を読みながら店番し…

☆哲学バトン☆

先日、べるさんの記事で拝見した「哲学バトン」。 お勉強は高校時代から投げ捨てて趣味に走ってきたものですから、哲学なんて聞くと尻尾を巻いて逃げ出していました。 しかし、ベルさん、アニスさんの回答を見て面白そう!と思い勝手に奪ってまいりました^…

本楽大学ミステリ学部3回課題「私が再読したミステリ」

およそミステリという種類の本は再読されることが、非常に稀なジャンルに属するものと思われます。 だってストーリーの構成が「いかにして読者を引きつけながら犯行を描きそれをアッと言わせる鮮やかな手並みで解決するか」に重きをおいているのですから。 …

有栖川有栖 『幽霊刑事(デカ)』

俺は神崎達也。職業、刑事。 美人のフィアンセを残して無念にも射殺された・・・はずが幽霊に!?犯人はなんと俺の上司。 ミステリ&ラブストーリーの傑作。 皆様もうご存知のゆきあやさんの「オールタイムベスト30」で27位に輝いたこの作品。冴さん、ゆ…

恩田陸ランキング・全作品読んでないのに無謀な企画

ミステリ学部の課題です。 べるさん、アニスさんのランキングを読みながら自分の恩田作品の順位を考えてみたりして、楽しんでましたが、記事にするには読んでない作品が多すぎる、と思っておりました。 そこで、今年の目標の一つに「恩田陸全作品制覇」を挙…

恩田陸 『いのちのパレード』

内容紹介 <あの黒い表紙、強烈な帯コピー、シンプルかつ洗練されたデザイン。手に取った時の、嬉しいような怖いようなおののきを今でも覚えている。(中略)かつて「幻想と怪奇」というジャンルのくくりでお馴染みであった、奇妙でイマジネーション豊かな短編…

ミステリ検定!

http://i.yimg.jp/images/cert/minna/blog_parts/list_150.swf?userstr=cese takunishi_akioさんの作った検定 ミステリ好きの方には、ちょっと面白い検定を見つけました。 無理矢理感のあるものもありますが、そこはご愛嬌ということで^^;

第2回SF学部課題!『私の○○○○SF』と『SF作家・作品について』

本楽大学SF学部の皆さん、こんばんは。 ついに先月1周年を迎えた本大学ですが、長らく放置していて記念行事もないままスルーしてしまいました(笑) 学部生の皆さんには、期末試験だの卒業論文だの言って脅かしていたわりには、おとなしい課題です。 SF…

第3回ミステリ学部課題!『私の○○○ミステリ』と『ミステリ作家について』

本楽大学ミステリ学部の皆さん、こんばんは。 ついに先月1周年を迎えた本大学ですが、長らく放置していて記念行事もないままスルーしてしまいました(笑) 学部生の皆さんには、期末試験だの卒業論文だの言って脅かしていたわりには、おとなしい課題です。 …

加納朋子 『ぐるぐる猿と歌う鳥』

5年生に進級する春、森(シン)は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、先生どころかクラスメイトのほと…

ナサニエル・ホーソーン 『人面の大岩』

と言うわけで(笑)beckさん編のミステリアンソロジー『ミステリの愉楽』より、ナサニエル・ホーソーンの「ヒギンボダム氏の災難」を読んでみました。 最初はこの1編だけ読んで終りにするつもりだったのですが、本自体の魅力に引かれてついつい5編全部を読…

混線って知ってますか?

昔のアナログなテクノロジーの時代、電話で会話していると混線という現象がおきることがありました。 雑音のむこうに、ボソボソと話される未知の2人の会話が聴こえてきます。 時によっては、こちらの回線が切断されて、向こうの会話しか聞こえないことも。 …

ボルヘスによる選集・バベルの図書館

beckさん編のアンソロジーから古典の短編「ヒギンボダム氏の災難」を読んでみました。 ミステリのアンソロジーということで、ホーソーンという名前、まさか「緋文字」のホーソンとは思ってもみなかったのですが、その彼でした(笑) そして、この短編が入っ…

久坂部 羊 『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』

久坂部羊の”死に時のすすめ”。 すんなり死ぬことの難しさを教えてくれた。 もう少し年をとったら「延命治療拒否」の手続きもとろうと思っている私ですが、この本を読むと現代の老人たちが置かれているリアルな状況が伝わってきます。 医薬品も設備もなかった…

奥田 英朗 『家日和』

家族をテーマにした短編、6篇が収録されています。 奥田さんの筆が小市民のすがたを、時に滑稽に、時に切実に、暖かく描いていきます。 サニーデイ インターネットのオークションにはまった主婦。 日頃、家族から空気のように扱われていた紀子は、折りたた…

宮部みゆき 『我らが隣人の犯罪』

内容(「BOOK」データベースより) 僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊び…