私が虜になった映像SF~本楽大学SF学部課題~

私が小さかった頃、それは1960年代。(そこ、つっこまないように!笑)

テレビでは、毎日のようにSFアニメやアメリカ産のドラマが放映されておりました。
映像といえば、映画かTVしかない時代のこと。家族で一緒に同じ番組を見て楽しんでいた懐かしい時代ですね。
そんな中、「鉄腕アトム」「鉄人28号」などでSFの洗礼を受けた世代としては、やはりSFと言えば映画やアニメなのです。

思えば本も好きでしたが、漫画やアニメ、TVドラマなども大好きなテレビっ子だったようです。
最初はやはり「アトム」でした。
SFのSの字も知らない子供に、21世紀の未来世界は刺激的でした。アトムの足音にさえ未来を感じたものです(笑)そこから「鉄人28号」「スーパージェッター」「エイトマン」名作アニメに触れてSF魂に磨きがかかります。

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「宇宙少年ソラン」「ワンダー・スリー」時代が下がって「サイボーグ009」「レインボー戦隊ロビン」には萌えました^^;
マッハGOGOGO」「バンパイヤ」など毛色の変わった作品も登場。

そしてこの時代、流行ったのはアメリカのドラマシリーズ。そう「スーパーマン」や「タイムトンネル」「宇宙家族ロビンソン」などでした。
空を飛ぶ、宇宙船で旅立つ、宇宙怪獣と戦う(笑)そして時すらも軽々と越えてしまう。
映像で観る未知の世界は実写ならではの迫力と、若干の情けなさがありました。

円谷作品も定番でしたが、ちょっとお子様向けのウルトラマンより、その前にやっていた「ウルトラQ]の方が、ホラー風味があったような気がします。今になって、また観てみたいと思うのがこの「ウルトラQ」です。
海外ものの「インベーダー」というドラマも記憶はあいまいですが、なかなか怖い作品だったような。

映画に目を転じれば、初期のSF映画はホラーに近いものが多かったですね。「蝿」とか「壁の中を通りぬける男」(タイトルがわからないのですが、最後は壁の中で死んでしまうといったストーリーではなかったかと・・・。どなたかタイトルわかれば教えてください^^;)とか。「ボディ・スナッチャー」なども怖いお話でした。スティーブ・マックイーン主演の「マックィーンの絶体絶命の危機、人食いアメーバの恐怖」なんかタイトルはナニですが、筋立てはよかったですよ(笑)
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やはりSF映画を語るとき1番手にくるのがキューブリック監督の「2001年宇宙の旅」ではないでしょうか。初めてこの作品を見た時はお約束の大感動でした。
原始人が武器として手にした骨を高く投げ上げると、次のシーンでは宇宙空間に浮かぶスペースシップの映像にかわり「ツァラトゥストラかく語りき」が鳴り響く。
円形の宇宙ステーションがゆっくりと回転する、バックにはシュトラウスの「美しく青きドナウ」が。
難解なストーリーでしたが、強烈にモノリスのシーンは焼き付いてます。

「華氏451度」のラストシーン。「時計じかけのオレンジ」。
印象に残る作品の多くは一部のSFファンに向けて作られていました。「惑星ソラリス」「ソイレント・グリーン」など、このころのSF映画は難解で重いという記憶があります。

チャールトン・ヘストンの「猿の惑星」はラストシーンに驚愕。衝撃の映像は伝説となってます^^:
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「バーバレラ」はお色気満載のSF。ロジェ・バディム監督とジェーン・フォンダの恋人コンビが楽しく仕上げてくれました。

DVDで見て笑ってしまったカーペンター監督の「ダークスター」もこの時期の作品でした。

もう一度見たいSFといえば「ミクロの決死圏」。あのダリが美術を担当しただけあって人体内部のさまは圧巻です。
白血球に襲われたり、心臓の血流に巻き込まれてピンチになったり。残念ながらスピルバーグがリメイクした「インナー・スペース」はオリジナルの迫力とリアリティを越えることはできませんでした。
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デヴィッド・ボウイの美しさに目がくらみそうになった「地球に落ちてきた男」。

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サイケデリックなセットとマルコム・マクドウェルの切れた演技が新鮮だった「時計じかけのオレンジ」。
昔のSF映画は輝いていましたね(年取ったかなあ(笑))

ターニングポイントは「スターウォーズ」「未知との遭遇」「ET」でした。
このあたりからSF映画はマニアのためのものでない、メジャーな金の稼げるドル箱に変わっていったのです。
バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ブレードランナー」「エイリアン」これらの大ヒット作品は、素晴らしかった。作品に投じる巨額のドルと製作者の情熱が相乗効果をあげたのか、どれも何回も見て飽きない面白さを持っています。

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しかし、最近のハリウッド制作のSF大作は、どれもこれも大味な感じがして、あまり熱く語ることができません。が、「マトリックス」や「バタフライ・エフェクト」など、骨組のしっかりした作品もまだ出会えるのは嬉しいことです。

ゆきあやさんがご紹介されていた「アイデンティティ」。ミステリとしてもSFホラーとしても見ることができるBながらも超お薦めの逸品です。

「エボリューション」はくだらなさを楽しんでほしい映画です。

映画も連続ドラマもかつてのように嵌ることはなくなりましたが、それでもまだまだ面白い作品はないかと鵜の目鷹の目で捜しています^^;

海外ドラマでは、スピルバーグ監督の「ダーク・エンジェル」がよかったです。
Bの匂いのする「トゥルー・コーリング」は、着眼点のよさと、最後の方の展開が面白い。どんどん面白くなっていく作品でした。
「Xファイル」は途中で挫折。だって長すぎるんだもん!

今HOTなドラマはTVでもCMをよく見かける「ヒーローズ」です。
これは是非見て欲しい!6巻を見終えてなお、まだまだ序章のような謎だらけの作品です。
もちろんストーリーも面白い。時間をあやつる超能力者、マシオカのヘンな日本語も聞き所です(笑)
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邦画はあまり知らないのですが、最近DVDで見た「バブルへGO!」は楽しかったです。ストーリーがよいのか阿部ちゃんがよかったのか?
薬師丸さん、いつまでもおきれいです。
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あと、「サマー・タイムマシン・ブルース」もくだらなくて、暑苦しくて、よかったですね^^;
そうそうコマギレだけど、カップヌードルのCM。大友克洋のアニメで、スケールの大きなストーリーを垣間見ることができます。
ああ、「ガッチャマン」も「宇宙戦艦ヤマト」もまだ語りたいぞ!


でも、ここまで書いてきて思ったこと・・・「タイムトラベラー」が一番衝撃を受けました。
NHK少年ドラマシリーズで放映された筒井康隆の「時をかける少女」です。ラベンダーの香りが時間旅行の鍵。未来からきた少年。
ワクワクドキドキのドラマでしたね。
水戸黄門のように毎週定番のウルトラマンシリーズに比べて、何が起こるかわからないストーリーが新鮮でした。


つらつらと名前を挙げただけのレポートです。あなたの思い出の映像作品はありましたか?
思い出のSFアニメ、SF映画などどんな作品があるのでしょうか?




わはは、ぎりぎりの提出になってしまいました。
しかも、ほとんど完成したあと、データが消えるという不幸に見舞われ、泣くに泣けないレポート作成になってしまったのです。
よいこの皆さんは絶対こんな真似をしないでくださいね^^;