ボルヘスによる選集・バベルの図書館
beckさん編のアンソロジーから古典の短編「ヒギンボダム氏の災難」を読んでみました。
ボルヘスの『伝奇集』に入っている短編「バベルの図書館」をふまえて編んだ選集なのでしょう。
幻想と驚異と不思議が詰った編者の真骨頂がうかがえます。
各巻頭にあるボルヘスの序文も読みどころ。
この1冊しか読んでませんが、ちょっとこのシリーズをまとめて読んでみたいような誘惑に駆られております。
幻想と驚異と不思議が詰った編者の真骨頂がうかがえます。
各巻頭にあるボルヘスの序文も読みどころ。
この1冊しか読んでませんが、ちょっとこのシリーズをまとめて読んでみたいような誘惑に駆られております。
以下バベルの図書館の一覧です。
1 『アポロンの眼』 The Eye of Apollo Ｇ・Ｋ・チェスタートン(G. K. Chesterton)
2 『無口になったアン夫人』 The Reticence of Lady Anne サキ(Saki)
3 『人面の大岩』 The Great Stone Face ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)
4 『禿鷹』 Der Geier フランツ・カフカ(Franz Kafka)
5 『死の同心円』 The Minions of Midas ジャック・ロンドン(Jack London)
6 『アーサー・サヴィル卿の犯罪』 Lord Arthur Savile's Crime オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)
7 『ミクロメガス』 Micromegas ヴォルテール(Voltaire)
8 『白壁の緑の扉』 The Door in the Wall Ｈ・Ｇ・ウェルズ(H. G. Wells)
9 『代書人バートルビー』 Bartleby the Scrivener ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)
10 『聊斎志異』 Ed:ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
11 『盗まれた手紙』 The Purloined Letter エドガー・アラン・ポオ(Edgar Allan Poe)
12 『ナペルス枢機卿』 Der kardinal Napellus グスタフ・マイリンク(Gustav Meyrink)
13 『薄気味わるい話』 Histoires Desobligeantes レオン・ブロワ(Leon Bloy)
14 『友だちの友だち』 The Friends of the Friends ヘンリー・ジェイムズ(Henry James)
15 『千夜一夜物語 -バートン版』 Le Mille E Una Notte
16 『ロシア短篇集』 Ed:ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
17 『声たちの島』 The Isle of Voices ロバート・ルイス・スティーヴンスン(Robert Louis Stevenson)
18 『塩の像』 La estaua desal レオポルド・ルゴーネス(Leopoldo Lugones)
19 『悪魔の恋』 Le diable amoureux ジャック・カゾット(Jacques Cazotte)
20 『アルゼンチン短篇集』 Racconti Argentini Ed:ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
21 『輝く金字塔』 The Shining Pyramid アーサー・マッケン(Arthur Machen)
22 『パラケルススの薔薇』 La rosa de Paracelso ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
23 『ヴァテック』 Vathek ウィリアム・ベックフォード(William Beckford)
24 『千夜一夜物語 -ガラン版』 La mille e una lotte
25 『科学的ロマンス集』 Scientific Romances Ｃ・Ｈ・ヒルトン(Charles Howard Hilton)
26 『ヤン川の舟唄』 Idle Days on the Yann ロード・ダンセイニ(Lord Dunsany)
27 『祈願の御堂』 The Wish House ラドヤード・キップリング(Rudyard Kipling)
28 『死神の友達』 EL amigo de la muerte ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン(Pedro Antonio de Alarcon)
29 『最後の宴の客』 Le convive des dernieres fetes ヴィリエ・ド・リラダン(Villiers de l'Isle Adam)
30 『逃げてゆく鏡』 Lo specchio che fugge ジョヴァンニ・パピーニ(Giovanni Papini)
2 『無口になったアン夫人』 The Reticence of Lady Anne サキ(Saki)
3 『人面の大岩』 The Great Stone Face ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)
4 『禿鷹』 Der Geier フランツ・カフカ(Franz Kafka)
5 『死の同心円』 The Minions of Midas ジャック・ロンドン(Jack London)
6 『アーサー・サヴィル卿の犯罪』 Lord Arthur Savile's Crime オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)
7 『ミクロメガス』 Micromegas ヴォルテール(Voltaire)
8 『白壁の緑の扉』 The Door in the Wall Ｈ・Ｇ・ウェルズ(H. G. Wells)
9 『代書人バートルビー』 Bartleby the Scrivener ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)
10 『聊斎志異』 Ed:ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
11 『盗まれた手紙』 The Purloined Letter エドガー・アラン・ポオ(Edgar Allan Poe)
12 『ナペルス枢機卿』 Der kardinal Napellus グスタフ・マイリンク(Gustav Meyrink)
13 『薄気味わるい話』 Histoires Desobligeantes レオン・ブロワ(Leon Bloy)
14 『友だちの友だち』 The Friends of the Friends ヘンリー・ジェイムズ(Henry James)
15 『千夜一夜物語 -バートン版』 Le Mille E Una Notte
16 『ロシア短篇集』 Ed:ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
17 『声たちの島』 The Isle of Voices ロバート・ルイス・スティーヴンスン(Robert Louis Stevenson)
18 『塩の像』 La estaua desal レオポルド・ルゴーネス(Leopoldo Lugones)
19 『悪魔の恋』 Le diable amoureux ジャック・カゾット(Jacques Cazotte)
20 『アルゼンチン短篇集』 Racconti Argentini Ed:ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
21 『輝く金字塔』 The Shining Pyramid アーサー・マッケン(Arthur Machen)
22 『パラケルススの薔薇』 La rosa de Paracelso ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
23 『ヴァテック』 Vathek ウィリアム・ベックフォード(William Beckford)
24 『千夜一夜物語 -ガラン版』 La mille e una lotte
25 『科学的ロマンス集』 Scientific Romances Ｃ・Ｈ・ヒルトン(Charles Howard Hilton)
26 『ヤン川の舟唄』 Idle Days on the Yann ロード・ダンセイニ(Lord Dunsany)
27 『祈願の御堂』 The Wish House ラドヤード・キップリング(Rudyard Kipling)
28 『死神の友達』 EL amigo de la muerte ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン(Pedro Antonio de Alarcon)
29 『最後の宴の客』 Le convive des dernieres fetes ヴィリエ・ド・リラダン(Villiers de l'Isle Adam)
30 『逃げてゆく鏡』 Lo specchio che fugge ジョヴァンニ・パピーニ(Giovanni Papini)
どれも食指を動かされる本ばかり。
と言っても、読んだ事あるのは「盗まれた手紙」「ヴァテック」だけ。
知らない作家も多数。
読んでいくと、どんな世界が開けてくるのかが楽しみなシリーズです。
と言っても、読んだ事あるのは「盗まれた手紙」「ヴァテック」だけ。
知らない作家も多数。
読んでいくと、どんな世界が開けてくるのかが楽しみなシリーズです。
ところで、この選集、とっても変った装丁になっています。
こんな縦長の本、本棚に納めるにはある程度ボリュームが必要。やはり３０冊全部買わなければ見た目もよくないのでしょうか（笑）
絶版も多いらしいですが、図書館などには揃っているようなので、こちらがいいかも＾＾；
絶版も多いらしいですが、図書館などには揃っているようなので、こちらがいいかも＾＾；
