敬老の日近し

もうすぐ敬老の日がやってきます。
9月18日(月)。
多くの方は3連休で、秋の行楽の予定など立てているのではないでしょうか。

敬老の日というと、感謝と尊敬をこめてリタイヤしたお年寄りを慰める、という感覚でいた私ですが、身近にいるおじいちゃん、おばあちゃんのパワーには圧倒されっぱなし、どうかするとこちらが労わられそうなくらい元気な方々がいっぱいいます。

知り合いの話ですが、85歳を越えてもかくしゃくとしたおじいちゃん。
電車に乗るときはガラガラでも決して座らず、ピンと伸びた背筋で立ち姿も美しく車窓の眺めを楽しんでいらっしゃる。この方、今でも週に1度はテニス倶楽部でラケットを振り回しているそうです。
リタイヤされた後の旅行といっても、優雅な温泉などではなく若者のように深夜バスに乗って「風の盆」を見に行ったり。

また90歳を過ぎたおばあちゃんも、80代の頃は「これからお年寄りの世話があるんで失礼しますね」と言って帰っていったので、後で聞いたら「お年寄り」とは10も年下の70代の方だった、なんて話もありました。
今は脚を悪くされたので、外出はあまりされてませんが、やはり80代までは「心臓破りの階段」と呼ばれていた横浜山手の100段以上ある階段を息も切らさずとっとことっとこ昇っていって、若者が音をあげたことも。
和文タイプを若いころからやっていたので、70代でワープロをマスターしたり、進取の気性に富む方でもあります。

80歳を過ぎても海外旅行を楽しむおじいちゃんもいらっしゃいます。
欧米も行くけど、シルクロードのような整備されてない場所へも、臆することなく出かけて行きます。
私なんか国内旅行でも帰宅すると「ああ、疲れた」となってしまうのに、この方は家に着くなり
「なんだ芝生がのびてるじゃないか」
と言って芝刈り機を振り回し始めたとか・・・。
もはや体力というか、心構えの差を感じてしまいます。

とはいえ、この方達もそれぞれお歳なりの体験はあります。
ガンで入院、手術を経ていたり、骨折したり、高血圧の持病をお持ちだったり。
素晴らしいのは、そこで挫けず、歳だからといって家にこもってしまわない気概をもっているところ。
もういいや、と言わない矜持をもっているところですね。

基礎体力の差もありますが、私も(ここまでスーパーおばあちゃんにはなれませんが)見習いたいところです。

皆様のまわりにも元気なお年よりはいらっしゃるのでは?
元気で活躍しているおじいちゃん、おばあちゃんを見ると勇気づけられますね。