2006-04-21から1日間の記事一覧

暮鳥・三態

山村暮鳥は先日「いちめんのなのはな~」の「風景」を紹介した詩人です。 その後、彼の詩集などを読むうちに、なんとも不思議な作家であること、そして魅力に満ちた不思議な詩を書いた詩人であることがわかりました。 短い期間の創作活動のなかで、作風が変…

ヴァレリー・ラルボー『罰せられざる悪徳・読書』

1924年に発表されたラルボーの読書人に送るエッセイです。 1881年、裕福な家庭に生まれたラルボーは、フランス、ヴィシーの郊外の邸宅に自分専用の図書室・勉強室を建ててもらったそうです。 そこを「ラ・テバイード」(隠遁所)と名付け、蔵書2万…