投票のお礼と、近況。そしてJJ展。

ついに25日12時をもって、「お気に入り作家投票」を締め切らせていただきました。

投票していただいた皆様、本当に(面倒くさい投票を)ありがとうございました。
悩んで投票していただいた方、記事にしていただいた方、感謝感謝です。

明日以降、まとめ記事を書く予定ですので、お楽しみに^^。


ところで、最近はまったく更新できませんでした。
仕事が忙しいのと、風邪にやられたのとで、うだうだしていたのですが、21日に決定的に腹痛にやられてしまいました。今回は早めに病院にいって注射を受けたので、2日、仕事を休んで事なきをえました。
また入院?という言葉が私と夫、息子の頭によぎったのですが、それは避けられました(笑)
しかしながら、コメントへのお返事やら、他のブログの訪問やらができず、申し訳ありませんでした。



で、本日は回復したということで、以前から行きたかった世田谷文学館の「植草甚一展」に行ってきました。

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書庫で本に埋もれるJJ。


JJおじさんの著作、原稿、私信など彼の仕事の集大成です。
彼の才能というのは、今までいなかったタイプのものでした。

本を読み、ジャズを聴いて、また、本を読む。
街を愛し、散歩を愛し、映画を語り、珈琲を飲みながら買いたての本を読む。

膨大な知識と鋭敏な感覚を持ち、それを惜しみなく本に現した人でした。

コラージュの名手で、編集者としての才能も発揮し・・・。

こうして書くだけで、植草氏の業績がいかに多岐にわたっているかがお分かりかと思います。

映画、ファッション、ミステリ、ジャズ。
彼の生き方、生活そのものが作品でした。

今回の展示で、感じたのは、植草氏の業績というのは膨大な紙の固まりだなあというおバカな感想でした(笑)
だって、彼の原稿や友人に出した葉書。蔵書の一部、レコードのコレクション、編集した雑誌、ミステリ叢書などなど。。。

全部が古くなって、いい感じに黄ばんだ紙でできているのです。

時代がかった黄ばみ、角が丸くなってしまった葉書。
箱のへりが黄ばんだミステリの全集。古いレコードのアルバムジャケット。
(ちなみにジャズレコードのコレクションは今、タモリ氏が所蔵しているそうです。)
生の原稿も、植草氏のイラストが入っていたり、楽しいものでしたね。

ニューヨーク時代の写真、自宅の書庫で本の山に埋もれている写真。

植草イズムに溢れた、小さいけど洒落た展覧会を楽しむ事ができました。

↓はショップで購入した絵葉書です。本日の戦利品しめて150円なり(笑)


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坂口安吾、書斎机上のイメージ。

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坂口安吾「小菊荘画譜」

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「ことばのあそびうた」谷川俊太郎

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池田満寿夫「Like a Madonnna」

小さいけれど活気のある文学館でした^^。