「時代もの、大好き」参加記事を振り返る①

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「時代もの、大好き」が終り、一応参加作品のベスト8作品の記事も書き、ほっとしていたのですが「あれ?まてよ。自分の作品の反省会がまだだったな」ということで反省会です^^;

参加表明記事のノルマは3作品。
一応、ノルマは達成し、また、メポさん、たいりょうさんの企画「鉄板句女、時代を行く!」に乗っけてもらい、1作品を番外編として追加できました。






こうして振り返ってみると、わあ、全然時代物じゃないよ~!と叫びたくなってしまいます。
ざらし。さん、月野さんの寛大な参加条件に感謝ですね^^;

それでも4作品とも、印象に残った記事にあげていただくことができて、参加してよかったなあと嬉しく思っております。選んでいただいた方にも感謝いたします。
こうして各記事を読み返してみると、感想文というより、あらすじを追うのでせいいっぱいの「桜の森~」や、あらすじすら不足のある「天守物語」など、いまさらながら粗がめだつものが多くて申し訳ないような気持ちになります。
そのへんは追々ですが、記事を手直ししたいと思ってます。
いつか奇特な方が過去記事を読んでくれたときのために(オイオイ^^;)

「時空を越えて」に関しては、まあご愛嬌としてかる~く流していただけたらと(汗!)

で、反省会は以上。(←ぜんぜん反省してないけど)
ここからが、実は書きたかったところです。
先日、「心に残った記事」というところで8作品、参加記事から選んだわけなのですが、いかにも少ない!消化不良の感が残っておりました。
もう企画も終了し、参加記事を評価する期限も過ぎ、あとは自由に書かせてもらうもんね、ということでホンチャンの「心に残った時代物記事」、行ってみたいと思います(笑)

まずはお断りしなければいけないのが、まだ全部読んでません(こらこら)ということ。
なのでこの記事は随時更新したいと思います。
期間は「私が全部読み終わるまで」というアバウト極まりないものですが、呆れないでお付き合いくださいませ。

常日頃から、親しくさせていただいている本楽家の皆様の記事が中心になります。
その他の方もきっと全部読ませていただきますので、しばらくお待ち願いたいと思います。

楽家協会副会長Cuttyさん


残念ながら諸事情で本編なしの参加表明記事のみになってしまったCuttyさんですが、

バナナはおやつに入りますか?
この作品はさすが、面白さ抜群でした。

時代もの。それは、江戸の町人。
時代もの。それは、岡っ引きが「御用!」と言いながら走り回るもの。
時代もの。それは、お女中がくるくる回りながら「あれぇ」と帯を解かれるもの。
時代もの。それは、粋な浪人と町娘の、儚く美しい恋。
時代もの。それは、三方一両損

なんて絶対Cuttyさん以外書けないフレーズです。
是非、普通の記事で「時代物」を書いてほしいのですが、いかがでしょうか?(笑)
『一日江戸人 杉浦日向子
楽しみにしてましたが、読みましたよね(←プレッシャー?)
復帰後、間もないのでお忙しいことと思いますが、忘れませんからいつか書いてくださいね^^;

事務局長アニスさん


清水義範『大剣豪』

蒲公英三十郎に左前丹前に座長市に和芥子紋十郎に荒馬天狗に浦島太郎侍に旗本理屈男に起抜狂四郎

この名前の羅列を読んだだけで、読みたくなってしまう本でした。
旗本理屈男の屁理屈が聞いてみたい!

「干宝著・竹田晃訳『捜神記」

一言で言えば中国の昔の小話を集めた本、のようですが、その内容の荒唐無稽、オチのない唐突な幕切れなど、サービス精神豊かな現代小説を読みなれた目には、かえって新鮮、衝撃でした。
さりげなくこんなとんでもない本を持ってくるアニスさん、やはり超変化球投手ですね。

南伸坊『歴史上の本人』

これもまた意表を突くチョイスです。
歴史上の人物になりきる南伸坊。なんと左甚五郎では肖像がないため眠り猫になっていた、というコメントに爆笑でした。

川原泉『殿様は空のお城に住んでいる』 半村良『わがふるさとは黄泉の国』 ジョセフィン・テイ『時の娘』 澁澤龍彦『ねむりひめ』 恩田陸『ねじの回転』
これらが未発表記事になってました。
アニスさんの時代物らしく、どこがじゃ!と突っ込みたくなる本ばかり。それだけに魅力的なラインナップでもありますね。
是非、記事にしてくださいね^^。

鉄板句女mepoさん


絵本「ももたろう」

①昔話の威力
②パロディにできるしっかりした構造
③名作絵本の選び方
と、日本人なら誰でも知っている桃太郎とガッツリ向き合った作品です。

読み聞かせのボランティアなどの活動をしておられるmepoさんならではの選択ですね。
落語の「桃太郎」にも言及する奥の深い絵本紹介でした。
本当はもっと子供が小さい時に知って「成人式を向かえた絵本」を読み聞かせさせたかったですね。


非常に難解な小説(というウワサ)を見事に読み解いた記事でした。
引用された本文の妖しくも美しい文体に魅せられます。

姫の咎は、姫が贖ふ。此寺、此二上山の下に居て、身の償ひ、心の償ひした、
と姫が得心するまでは、還るものとは思やるな。

折口信夫が信じる世界が、この小説にそのまま息づき、

大津皇子、藤原郎女、庶民たちを通じて生きている。

はるか遠くの日本の生活や思想が、凝縮されて私に語りかける――。

mepoさんの中で響いた折口の紡ぎだす小説世界が、馥郁とした香りをまとって目の前に現れるようでした。

企画課長まぁさん


『パイレーツ図鑑』

こちらも時代物と呼ぶにはかなりの変化球ですが(笑)、実在の海賊たちのエピソード、海賊募集広告(!)やジャマイカの宝地図などの仕掛けももりだくさんな興味深い本の紹介でした。


NHK教育TVのアニメの紹介ですが、これがとっても楽しかったですね。
私は見たことなかったのですが、まぁさんの丁寧な文章でまるで様々なキャラクターたちが目の前で、動き回るような楽しさを味わえました。
「必笑!だんご剣!うけてみよ~~」


こちらは浅田次郎の中国の清朝末期の歴史を壮大に描いた作品。
力の入った解説が、読書心をそそりました^^。

西太后に新しい視点から光を当てた描き方」に興味を引かれます。

以上初回の感想でした。この調子で完走できるようがんばります^^;