「時代もの 大好き」~心に残った記事~

月野さん・あざらしさんの主催で行われた「時代もの 大好き」企画。
300以上の記事を集める一大イベントになり、先日盛況のうちに終了いたしました。
お二人の素晴らしい活躍で、膨大な参加作品も見やすく整理され、参加しながら他の方の作品も読むという楽しさが味わえました。
並々ならぬご苦労だったと思います。本当にありがとうございました。

それでも、すごい量の記事、とても総てに目を通す事はかないませんでした。

さて、イベントも終り肩をもんでやれやれと息をついていたら、今度はベスト3を選んで記事を書けという指令。
10日までということなのに、大遅刻をして今書いているわけですが(遅い!)私が読ませていただいた記事限定ということでご容赦願って、選出してみました。
力作、怪作揃いのなか、心に残った記事を順不同ですが挙げてみました。


まずは、たいりょうさんの時代物ファミコンゲーム。

時代物ゲームを振り返る~ふぁみこん編

http://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/39945657.html

これはすごい力作ですね!やったこともないゲームばかりですが、ファミコン時代の幕開けにこんなにも時代劇をテーマにした作品があったこと自体驚きでした。
丁寧な画像つきの解説も、読んでいて飽きません。
ゲーム初期の活気、いいかげんさ、アイデアの豊富さ、思いもよらないシステムwなど思わずやってみたくなってしまう興味深い記事でした。
まだ完結していないので、是非続編を書いていただきたいシリーズです。


そして、めぽさん、たいりょうさんのコラボ企画

『鉄板句女、時代を行く!』『ビニ鉄』番外編

http://blogs.yahoo.co.jp/mepochzo/43444500.html

こちらも、目が離せなかった連作短編でした。面白くて自分でも参加してしまった企画です。
織田信長宮本武蔵千利休などの歴史上の人物と、ブログの住人の邂逅というアイデアが凄いです^^。
マダム白猫も登場する武蔵編は手に汗握る決戦シーンが・・・(爆)


また、アニスさんの記事は古典落語を元にしたユーモアと博識あふれる作品。

柳家小さん古典落語 小さん集』

なんと最初のほうの文章がオリジナルの落語調。月野家保祢蔵が登場するまで、落語の一場面だと思い、すっかり騙されてしまいました。
落語、小さん師匠への愛情たっぷりのオマージュでした。


ちいらばさんの記事。「本屋探訪シリーズ」では

「時代もの、大好き」な人向けの本屋

時代物と本屋さんを結びつけてしまう、ちいらばさんの手腕に脱帽。
こんな楽しくもマニアックな本屋さんを知っているとは、さすが本楽家会長の名に恥じませんね。
時代ものには、縁のなかった私でも、覗いてみたくなる面白さです。


あんごさんのパッションが炸裂する


こちらは、文章のリズム、言葉の重ね方がとても心地よい、なんとも読み応えのある作品でした。
シラノという人が実在したことも知らなかった私ですが、あんごさんの熱い語り口に魅せられました。


beckさんの、これまた愛情あふれる山田風太郎の紹介記事。


魔界転生」くらいしか読んだことのない風太郎ですが、beckさん静かなのに熱い文章にくらっときます。
この10作品は押さえたい、そんな気持ちにさせられる記事でした。


えむこぶさんの、ファンタジー文学に寄せる深い思いもこの記事が証明しています。

「女神の誓い」、「裁きの門」 マーセデス・ラッキー

剣と魔法の物語なのに主人公は女性二人、という異色なファンタジー作品の紹介ですが、静かに丁寧に紹介される姿勢がとても説得力にあふれていました。
これも是非読んでみたいファンタジーとしてチェックさせていただきました。

波津彬子さんの泉鏡花を題材にした漫画紹介も、興味深かったですね。


最後はきいちごさんの


時代もの=恐竜時代、という荒業で見事に長新太の絵本の世界を描いてくれました。
扉絵が載っていたのですが、他の絵も見たくなり図書館に行って借りてきました。
こんな素敵な絵本に出会えてよかったです。

きいちごさん、ありがとうございました。



とても3つには収まりきれませんでした。
どうせ遅刻記事だからと、開き直っているわけではないですよ^^;;;

偉そうに書きましたが、まだまだ心に残った記事はあるのです。
それに未だ読んでいない多くの記事については、これからブログ回りをしてコンプリートしたいと思っております^^。

月野さん、あざらしさん、またお二人の企画、楽しみにしてますね!