エレクトラ

　かつての戦いで命を落としたエレクトラは、スティックという盲目の武術の達人により復活を果たす。そして、激しい訓練の末に非情な暗殺者として生まれ変わるのだった。やがてエレクトラは、マーク・ミラーという男とその13歳になる娘アビーを殺すよう指令を受ける。ところがエレクトラは、そうとは知らずにアビーと知り合い、いまでは深い友情を築いてしまっていた。苦悩するエレクトラは、ついに指令を拒絶することを決断する。しかし、父娘を狙い別の暗殺者が送り込まれる。エレクトラは2人を救出するため行動を開始するのだった。

B級活劇カンフーホラーといったところでしょうか。
設定も荒唐無稽だし、暗殺者の技も人間離れ。
もはや、ゲーム感覚のアクション映画でした。
しかしながら、面白く見せようという製作者の徹底した姿勢が垣間見られて
最近、DVD借りるのもかったるいという方にもお薦めの
肩のこらない娯楽ものになっています。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」に比べるとお安い感じはするものの、
大差ない面白さではないかと思ってしまう、なかなか熱い映画でありました。

アクションシーンのSFXもけっこう独創的なものがあり
タトゥーから鳥や猛獣が浮き上がって飛び出していくシーンなど見所でした。

暗殺拳の極意は「気まぐれ」

ん？なにそれ？という日本文化の大誤解も笑えました。

暑い夏の夜はこんな映画を借りてきて、ビール飲みながらバカになるのもいいですよ。
ちなみにボブ・サップがちょい役の悪役で出演しています。