2006-07-05から1日間の記事一覧

素九鬼子 『旅の重さ』

「旅の重さ」 この作品を初めて読んだのは、たしか主人公と同じ、高校生のころだったと思う。 父の本棚にあったのを、かってに失敬してそのまま父の部屋で読み始めたのだが、なんと言えばいいのだろう。 母親への手紙という形式で綴られているこの少女の旅の…